2024年11月の日記

11/30 ■那須高原での生活が余りに寒くて鬱が増している気がするのでえいやっと東京の家に戻る。もし「定年退職したし、自然の豊かなところで…」という方がいたら一声かけたい。別荘地のオフシーズンに森で一人暮らしすると鬱々とするよ。また自然が豊かと言うことは、自然の怖さをしとしと感じたりもするということ。■来年の冬までには、今より修繕や改良を重ねてもっと温かくしたい。やっぱり薪ストーブかな。あれは暖かさだけでなく、メラメラ燃える炎でテンションを上げるのが本当の効能なのでは。

11/29 ■やっている裁判で被告代理人より準備書面が届く。再来週ぐらいに期日。その後は自分のターンだから忙しくなるな。■いままでいろんな仕事をしてきたが、小説と違い、仕事での文章作成はゴールが明確だから筆が止まることはほとんどない…と思ったら、就職情報広告の事業をやってた時は、記事型広告のデザインで小説のように先が見えないストレスに駆られていた。でも、もう20年近く前にやったことだけど、今でも自分が作った広告はよく覚えている。クリエイティブ系には独特の魅力があるなぁ、苦しいけど。

11/28 ■鬱でベッドや椅子に身体が吸い付いて、頭が働かないのを何とかよいしょよいしょする。いろいろなことにプレッシャーを感じている。

11/27 ■小説で開始の700文字ぐらいが書けた。今回は終末世界を書いているので、不自然にならないよう、設定を展開に入れ込む作業がしんどい。説明しすぎてもいけないし、説明しないと疑問を残してしまう。むずかしいねぇ。

11/26 ■小説で悩む。終わり方は定まる。しかし時間内にちゃんと書けるのか、既にプレッシャーで吐き気が。。。笑

11/25 ■小説のあらすじの修正に取り掛かる。修正というか、ほとんど変わる感じだ。やはり「どうやって終わるか」を最初の段階でしっかり練ることが重要。ゲンロンに梗概を出した段階では、終わり方がふわっとしていた。■某指南書でも、まず始まりを考え、次に終わりを定める、とあるが、自分はこれが苦手らしい。書いているうちに人物や世界が見えてくる。でもまだ人生で二作目の取り組みだし、だんだんと効率的になっていける気もする。

11/24 ■車で東京→那須に移動。途中、大田原で冬タイヤとホイールを買うべく店に行く。■外車に乗ってると、お店で売ってるお値打ちセットでのホイールやタイヤのサイズがなく割高になる。やっぱり外車っていろいろ高いんだな。でも、一度慣れてしまうと止められない…(高速道路の試乗が出来ないのが問題。トヨタのクラウンとかは興味あるし、あれで150kmを高速で走るとか試乗できないのかなぁ)。

11/23 ■大学院時代の友人に13年ぶりぐらいに会う。元々個性的な人だったが、その後もますます個性的な人生を送っていた。そのまま小説のネタになりそうな話もいくつか聞いた。障がい者の幸福論や社会との関わりについて、深い会話をした。

11/22 ■ゲンロンでの小説の講評会。自分の次の作品のあらすじに対する講評で、長谷敏司さんより「『ディストピアでも希望を感じさせる作品にしたい』と書いてるけど、あらすじを読むに希望を感じない。そこが違っていれば評価が違ったかも」的なお言葉を頂く。■そう言われて、まさしくそうだな、と感じたので、納得感が強く、梗概が選出されなかったことへの悔しさはあまり感じなかった。どこをどうすれば良くなるのかが明確な内は幸せ。■前回の実作「永遠にさようなら」は、大森先生より、「良く書けてるけどケンリュウの『アーク』に似てるから減点」とばっさり切られてしまった。自分の作品が引っ張られないように、あえてアークは読まないで書いたのだが…これは正解がない問題だ。

11/21 ■夢を見た。サラリーマン時代の元職場。懐かしい22階の青いガラス張りの部屋。既に退職してるが始業前に自分の机で仕事している。朝早く来た同期と話す。始業時間が始める前に抜け出してビルを出る。廊下を歩いて階段のような場所を降りているときに、元上司とすれ違う。嫌な目で見られて逃げるようにそそくさと1階エントランスまで移動。■エントランスホールでは、22階のオフィスから大きな声が届いている。どうやら同期に話しているようだ。「あいつはアメリカかぶれの人格障害者で付き合うとお前もだめになる」等々。それを聞きながらビルの外に出て歩き出すと、とても爽やかな気持ちで満たされた。■僕は全てを自分のせいと考える傾向がある。とある漫画ではないが、たぶん深層心理に「この世の全ての不利益は当人の能力不足のせい」とがっちり刻まれている(というかそれを感じた場面が人生の一番最初の強烈な記憶だ)。自分は仕事を倒れる形でやめたので、それは今でも普通に迷惑かけたなと思うし、閉鎖病棟にいる時もそれは苦しめられた。その後も5年ぐらいは思い起こすたびに辛かった。■たださすがに6年ぐらいたち、また色々な女の子の人生の悩み相談(転職、恋愛、結婚、不倫)に乗ってるうちに、物事をだんだん客観的に見れるようになってきた。自分は恐らく、ある意味で異常に仕事が出来る人間で(それは先日、今は某上場企業の社長になっているサラリーマン時代にタッグを組ませて頂いていた先輩と飯を食ってる時にも教えてくれた)、そのせいか、当時の僕は上の上司にかなり強いマインドコントロールをうけていた。僕を辞めさせないために、毎日クライアントへのタクシーの中で二人で、まずその上司が退職していった先輩の悪口をそれとなくほのめかし、「恩田君はどう思う?」的な話がふられ、「具体的にはどういうところが悪いと思うの?」的に展開され、僕が辞めていった先輩がどの様に悪いのかをひたすら考えてしゃべらなければいけないという密室プレイをしていた。うん、そりゃ倒れます(ちなみにその辞めていった先輩が、僕がタッグを組ませて頂いていた、その先日に飯を食ってた先輩)。■つくづく、今の自分が最高に幸せだなと思う。悩みが全くなく毎日が目標に向かっている。自分の人生には自分の手でぶっ殺さなければいけない人間がいて気がかりになっていたが、それもほぼ達成した。今は小説のプレッシャーで吐き気がすごいが、それはアメリカの大学時代のようで、青春時代に戻った気がする。朝起きた3分後ぐらいには仕事に取り掛かる準備が出来ている。

11/20 ■夢を見た。東京で引っ越しをして新居に入ったら、家の中を誰かの子供が走り回っている。騙されて、地上2階建て地下1階の建物の、地下だけを貸された。案内の不動産業者のお姉さんはニコニコしながら、公告図面はこう書いたのですが、私はこういう解釈で書いたのです~、などと説明している。これは訴訟しないといけないのか…、と、僕はトボトボとしながらお姉さんにえー!と焦ったふりをしながら彼女が見せる資料を自分の背中に回して写真を撮ったりして証拠採集を始めるのだが、途中でブチギレて “DO YOU HAVE ANY IDEA WHAT THE FUCK YOU ARE DOING!!” (お前じぶんが何やってんのかわかってんの?)と怒鳴ってしまった。■たぶん、大学卒業後に親戚に父親の会社をだまし取られて人生変わった時に、相手の気持ちがどうのこうのとか穏便に解決を、とか優しい気持ちを見せたら、やるだけやられた後悔が今でも残ってるのだと思う。■いまやってるゲーム「メタファー」でよいセリフがあった。盗人に厳しい態度をとれない主人公に対して。「世の中には人を騙すことしか考えてないやつがいる。甘いよ。そんな奴らに同情しても何の意味もない。ただ食われるだけだ」。■あと自分は小説を書いていても、なぜか英語で考えていることが多い。自分はそこそこの英語力はあるだろうがネイティブには程遠いし(いちおう英検1級ぐらいなら準備なしでも受かったけど、大学院レベルのディベートだと不利になる)、最近は英語を使う機会が殆どない。ただ人生で読んで来た文章の量で言うと、意外と英語の方が多いかも。高校と大学は英語だし(日本では高校に行く振りをして派遣社員をしていた)、サラリーマン時代もほぼ英語だった。■あと、自分の英語人格と日本語人格が乖離しすぎていて、かつ、思春期は英語で過ごしたのに、ここ10年は日本語オンリーだから、内なる自分が所在なくなり、生存をかけて多重人格化しているかもしれない。

11/19 ■いま読んでる小説の技巧に関わる本がとても良い。しかし部屋が寒すぎたり、季節の変化に関わる雑事でいまいち集中できない。次の小説実作の締め切りまであと一か月になった。緊張感たかめないと。

11/18 ■しとしと美しさが積もった一日だった。朝、まず猿の大群の鳴き声とエアガンの連射音で目を覚ます。10分ぐらい撃ち続けている。何かの籠城戦?隣で寝てる我が猫は猿の大群では目を覚まさない。掃除機の気配には敏感なのに猿は無視か。猿が去った後にふと気づく。なんかすげー色々な鳥や獣?の鳴き声が聞こえる。みんな高原の上の方から降りてきたのか。徐々にでなくて一気に降りてくるのか。これが冬来たるってやつか。■夕方、作業を終えて温泉に向かうと初雪が降り始めた。うわー、だから今朝、みんな移動してたのかな。すごいなぁ。すごいなぁ。■温泉に入る。隣の女風呂から「ちいちゃん。ちいちゃん」的な呼びかけがけっこう大きな声で響いている。1分ぐらいしゃべって、また5分後ぐらいに再開する。「ボディソープないよぉ」「受付で50円で買えるよぉ」など繰り返し問いかけられる(風呂に入った後に受付に買いに行くのかという突っ込みは抑えて)。■20分ぐらいたっただろうか。男風呂の小柄な老人が「あぁ」と返事をした。ただしぼそぼそ呟くような声だ。とうぜん女風呂には届かない。以後、ちいちゃん、ボディソープ、の呼びかけに、老人があぁと呟き返すのが続いた。老人を観察すると、75歳は超えてそうだが、進撃の巨人みたいにバキバキの身体だ。脇の下の広背筋がヒラメのように発達し、腰回りはくびれ、お尻から太ももの後ろあたりも筋骨隆々だ。そして温泉だというのに、洗い場で椅子を使わず片膝を立てて身体を洗っており、シャワーの水量は「どうしたんですか?」と問いかけたくなるぐらいちょろちょろで少ない。■その時にふと思った。このおじいちゃんは元マグロ漁師じゃないだろうか。僕の祖父はマグロ漁師だが、小3ぐらいの時に一緒に風呂に入ったじいちゃんもこんな身体をしていた。そして洗面器二杯ぐらいのお湯でどうやって全身を洗うかという訓練をされた(マグロ漁船では真水が貴重なのでシャワーは贅沢品)。■ひとたびそう思うと、あちらのおばあちゃんとこちらのじいちゃんの関係が、なんだかリアルに迫ってきた。マグロ漁師はひとたび海に出ると1年ぐらい帰ってこない。きっとこのおばあさんは、もう何十年も前から、声の届かないおじいちゃんにずっと話しかけてるのではないか。そしておじいちゃんも、届かない小さな声だけど、ちゃんと返事はしているのだ。■風呂から上がって着替えてる時におじいちゃんもいた。少し経つとまたちいちゃんちいちゃんが聞こえた。おばあちゃんが男風呂の入り口の前まで来て呼びかけている。おじいちゃんが、少しニコニコしながら着替え場を出て行って、なんだかほっこりした。

11/17 ■全員の実作感想をアップ。リフレッシュしたいので夜はゲームした。メタファーという作品。さすがのペルソナ制作陣、すばらしい出来。。。

11/16 ■朝から夕方までゲンロンの他の人の実作を読んで感想を書いた。夜はテニス。あとまだ早いけど、最終課題はこういうの書くか、という設定とプロットがだいたい決まる。ここでこっそり書きますが、皆様、僕が全員のを読んでるのは、誰と被る被らないとか、講座での自分の立ち位置を知るためでもあるのです。。。■猫がゆるしてくれた。うれしい。

11/15 ■引き続きゲンロンの他の人の作品や梗概を読んで感想を書いたり。猫との距離が縮まった。

11/14 ■まだ躁だが梗概をとりあえず終えたので精神が安定してくる。他の受講生の実作を読んで感想を書き始める。ふとしたことから猫を驚かしてしまい、他人のようにビビられている。あまりにも辛い体験。いつかちゃんと書く。

11/13 ■今日は小説の日。梗概を早朝にゼロから書き始めて夕方に終わった。そしてその後に徹夜で推敲した。一つのことに集中すると身体を壊すレベルの集中に囚われてしまう。かっこつけて言ってるのではなく、自分の体験としては囚人だ。本当に辛い。■いろいろなギミック案を考えたのだが、昨日マッサージを受けてるときに閃いたものが、すんなりと物語になった。それ以前に、あれだけ吐き気を覚えながら悩んだ数々はなんだったのだろう(と言いつつ、たぶん創作ってこういうものなのだろうなと感じる)。■いまの自分は脳が怪獣8号状態になっていて、これを書いてる今も昨日もほぼ寝付けなかったから頭も体もだいぶボロボロ崩れているのだが、今回の梗概はこの8号状態にならないと提出できなかったと思う。思い返すと、人生、こんな感じで乗り切ることを繰り返してきている(そして問題を解決して一度はヒーローになるのだが、その後に人に迷惑をかけることを何回かした)。■いまは年を取って経験が増してきたし、いろいろな訓練をしたし、そもそもどうやったら人に迷惑をかけずに生きれるかという軸で自分の仕事的な収入源を構築してきたので、人に迷惑をかけることはなくなった(はず)。自分の調子と対人関係の仕事がどうしてもバッティングする時は薬を飲む。■ところで今日とても心が痛むことがあった。また今度かく。

11/12 ■昨日あたりから脳内物質が躁転に傾いてきてるっぽい。頭が回りすぎて入眠できず肩も顔も目もバキバキでかなり辛いし、身体がむずむずしまくって座ってられないのでデスクをスタンディングモードにしてずっと立って作業している。とは言え、金曜まで提出のゲンロン課題は何とかなりそうな気がしてきた。■身体と頭を休める機能が失われているのでマッサージにいって何とかリラックスしようとする。酒を飲まないよう、家の酒の棚に養生テープを張りまくって、「梗概投稿まで禁止!」と書いた。今からしばらくは毎日が身体的にマジの拷問。ようやくエネルギーを使い切れて倒れることが出来るまでに、梗概投稿できるか、だ。リアルに、身体も精神も怪獣8号状態。

11/11 ■とりあえずゲンロンの第一回課題の実作を推敲して投稿した。自分では満足している。そして、自分で満足できる小説が書けるなんてマジで全く思わなかった!自分ひとりでは絶対に無理だった。■他方、はじめての小説執筆を終えて、変に先が見えるようになったからか、次の課題の梗概が完全に袋小路である。自分は、書き始めてみないとわからないタイプのようだ。書いているうちに、起こりうるドラマが見えてくる。しかし締め切りは今週金曜なので、ここから死ぬ気で何かを仕上げていくぜ。うう、プレッシャーで吐き気が。。。。

11/10 ■聞いているポッドキャストで、体外受精の胚選択についての議論を興味深く聞く。例えば胚の段階で、着床させても流産してしまう可能性が高いとか、生まれて4年で死んでしまうような障害がおこる可能性が高いかどうかの検査などは、人道的にセーフな気がする。しかしそれが身長や顔の特徴ならどうなのか。身長だって、小人症の場合は障がい者手帳も出るから、スクリーニングの対象にすべきと言うなら一理はある。■しかしパーソナリティの方は、「生まれてくる子供について、生まれる前はわからないからこそ、受け入れられることもある」と言っていた。もっともだと思う。例えばすごいスクリーニングして、とても知能が高いはずの胚を選んで出産したとして、その子が思ったほど賢くなかったら、変な失望が生まれるのではないか。■人生において、どうしようもないことは、案外受け入れられるものである。この先、もっといろいろなことがコントロールできるようになると、その分、自分がどうにか出来るのにどうにかしていない状況が生まれてしまうので、人のストレスの総量は増えるかもしれない。

11/9 ■次のゲンロンの課題の梗概アイデアが詰まっていかずマジで苦しい。寝ていても考えていて苦しいし、起きた瞬間、今日進展がなったらどうしようというプレッシャーで吐き気がする。プロの作家はこれでご飯を食べているとかすごすぎ。それとも僕が神経質すぎるのかな。■夜にテニスをしたけど、小説の件で集中できなかった。重症だ。

11/8 ■それにしても秋の那須はすごい渋滞だ。普段なら近くのスーパーまで車で15分ほどでも、金土日は下手したら1時間かかる。家族連れだったりシニアだったり、自分が今まで属したことないコミュニティの来訪者が多いので知らなかったが、那須ってそこそこ人気なのね。■ところで自分が移住先を那須に決めたのは、東北道に那須までトンネルがないからである。以前那須の別荘売買をしていた時に、道で仲良くなった移住者の方に聞いた。その人は戦後からダムとか高速道路を作っていたゼネコン出身の90歳近いシニアだったが、そもそも当時の国策で、北関東や東北に工場や発電所を置き、トンネルがない安定した物流で東京まで物資を運ぶ計画があったらしい。ホンダもこれに乗っかったのかな。■別荘地といっても、都内から軽井沢や富士河口湖にいくにはトンネルが多くある。この先の50、100年を考えた時に、トンネルが適切に保守されていくとは、ちょっと僕には思えない。

11/7 ■ゲンロンの次の課題の物語を練るのが進まない。これから何か出来ないか、というアイデアはあるが繋がらない。温泉に浸かりひたすら考える。。。

11/6 ■アメリカ大統領選挙の結果が出る。自分がどちらを支持するかはさておき、隠れトランプサポーターは多いであろう件に思うことを徒然と。■トランプはアメリカの超スーパーエリートであり、それと同じような人生を送ってきた人からの支持があると思われる。この「エリート」が何を指すかを、高校大学とアメリカで過ごしたこともあるのでちょっと解説。■アメリカのエリートの努力の量は非人間的に多く、日本のそれよりはるかに上と思われる。良い大学に入ろうとする場合、中学校から成績は全てAが最低限、加えてボランティアやスポーツでリーダーシップの実績を示さなければいけない。大学に入ってからも博士課程に進みたいなら、他の競争する生徒を蹴落として相対評価の成績でAを全科目で取るような努力が必要となる。日本のようにテストの点数だけで決まらないから、努力すべき範囲もそれをクリアしなければいけないプレッシャーも無限となる。大げさでなく中学3年あたりから大学卒業まで、365日、毎日多様な活動を分単位スケジュールをこなすぐらいのメンタルタフネスが必要だ。■このような超人でないとアメリカ社会ではエリートになれないので、アメリカのエリートの選民思想も強い。また思春期の自由時間が少ないので(精神的な)アダルトチルドレン化も起きやすい。そのような背景で、ここ10年ぐらいのポリコレ問題で全ての発言や行動がセンシティブにとらえられる中、トランプとは(彼らにとって)当たり前のことを堂々と言う清々しい奴である。■エリートはトランプに深いレベルで共感してるので、彼の演説が支離滅裂だろうが気にしない。というか彼らは、「トランプの演説は低学歴保守層へのエンタメだからそういうものだろう」とか「キレイゴトでは世の中は回らない」とか「実際の会社経営でも外に喋ることと実際にやることは違うし、それにはちゃんとした理由がある」とか考えていると思う。■なので出口調査や世論を取ったとしても、隠れトランプ支持者は平然と「ハリスを支持します」と話すだろう。社会的立場がある彼らはトランプ支持と言うリスクが高いからである。反面、プライベートな会では隠れトランプ支持者は結束を強めていく。隠れトランプ支持者の誕生と結束は、メディアがポリコレやマイノリティ配慮の論調を強めてきたこの10年ぐらいで、マジョリティや既得権益者をないがしろにし過ぎて来たのが理由だと思うので、ブーメラン感はある。

11/5 ■マクドナルドを食べる。那須だと最寄りのマックまで片道20kmぐらい。東京ってすごい。。。■既に田舎に若者がいなくなっている&就職するにしても田舎に留まらない、はかなり顕在化してると思うが、この先の2、30年はもっと加速していくんだろうなと思う。■僕は本業は投資家ということになるので、都内にも物件は持っているが、いろいろ面倒があるにせよ売らない方がいいかもしれない。都内にはものすごい数の投資用ワンルームマンションがあるが、意外にもそれらの資産価値もそこそこあるのかもしれない。もちろん、このご時世では借金をしてまで不動産を買うのはどうかと思うが。。。

11/4 ■朝起きた時に体調がよかったので、せっかく東京にいるし野良テニスでもしたいなと、テニスベアというアプリで参加可能なグループを検索。ちょうど家の側の公園のテニスコートで誰かが主催してる練習会があったので参加申請。午後にはテニスしてた。■改めてテニスって何と便利なスポーツだと驚く。テニスコートは都内にも驚くほど沢山あるし、年齢差も+-20歳ぐらいなら誰とでも会ってすぐ楽しめる。ゴルフだと、朝思い立って誰かとゴルフしたい、はなかなか難易度高い(ゴルフ場の会員になれば別かもだけど、あれは結構閉じられた社交場で苦労も多い)。■自分はかなり神経質で内向的な人間だけど、スポーツになると何者かが憑依して別人格で社交的になる。高校まで200%の体育会系だったからだと思うけど、この能力のおかげで、今ではスポーツがメンタルヘルスによい影響を与えてくれている。

11/3 ■夕方に那須→東京に車移動。3連休の真ん中を舐めていた。普段は2時間強なのが、4時間半かかった。半自動運転でaudiobookに浸れたのがせめてもの報い。ただ後ろに乗っている我が猫がとても心配だった。誰か、車での猫の移動用の巨大ケージ(1メートル四方ぐらいで平べったい。トイレスペースあり。そして、中で区切って切り離せて、切り離した部分は背中に背負ったり手で持てるようになる)とか作ってくれないかな。

11/2 ■渋滞緩和を目的として、ニュージーランド(NZ)の空港のドロップオフエリア(車をつけて人を降ろすところ)で、見送りでハグする時間は3分以内にするようにとお達しがあったらしい。なお、ドロップオフエリアではなく、普通の駐車場には特にお達しが出ていない。■そのお達しの中で、「ハグによるオキシトシンは10秒ぐらいで出ます」的なことが書かれていたらしく、科学的なような、ちょっとナンセンスなような気がする。ハグの効果はオキシトシンだけではないかもしれないではないか。■自分は科学が好きであるが、この100年ぐらいの科学は、観測できる事象に注目する、という風潮が強くなってきている気がする。物事の本質を探ろうとするときに、いまある手段で観測できるものが全てであるように考えるのは、どこかで限界で来るような気がする。とはいっても、宇宙に関わる物理学などは、今でも観測不可のものに対する理論の積み上げが進んでるっぽいが…。■本当に昔は、光の媒体とは何か?というのを真剣に考えて、光の媒体を「エーテル」と仮定し、空気中にエーテルが存在するのか大規模な実験などをしていたという。それは色々な実験を得て否定されたのだが、何かを仮定して、それが実験の結果否定されるというのは大事な気がするが、恐らく、現代の成果主義のアカデミアでは、そういうことへの取り組みはどんどん減っているのだと推測する。■医学にしても、例えば漢方や、人間の気というのは、西洋医学はノータッチな気がするが、何かしらの作用が存在しているものな気がする。西洋医学が理論的にわかるものをわかるとしてくれるのは良いことだが、その力が強すぎて、まるで西洋医学が人体の全てであるように錯覚してしまうのも非合理的だ。

11/1 ■ゲンロンSF講座の第一回課題の実作が明日に書き終わりそうだ。初めてちゃんと小説を書いてみて、自分は、書く集中力が持つのは一日2、3時間が限度、その時間内で600~800文字というペースだとわかった。(よくないことらしいが)、その日に書き始める前に前の文章を推敲したり訂正したりしている。ただそれをしているうちに、次がどんな展開なら自然かとかわかってくる感じもあるので、本当に何が良いのかわからん。